松山バレエ団公演『くるみ割り人形』
大人から始める 美容バレエ & ピラティスのレッスンを行っている、AUダンススペースの内野です。
先日、松山バレエ団公演『くるみ割り人形』を見に行ってきました。
松山バレエ団の『くるみ割り人形』は、舞台上と客席の距離を様々な方法で縮める演出がされていて、一瞬にして『くるみ割り人形』の世界観に入って行きました。
世界観に入ることで、この作品のテーマでもある「人を愛する大切さ」や「出会いと別れを経験して成長していく」ということを、より強く感じることができました。
クララ役の森下洋子さんは、バレリーナとしては世界最高齢の75歳にも関わらず、舞台上では少女のように見えました。
クララと王子のグラン・パ・ド・ドゥのシーンでは、森下洋子さんが舞台上に登場した瞬間、その気品の高さと存在感で、クララ以外は全ての時間が止まったのではないかと感じるくらい、劇場全体が森下洋子さんに釘付けになっていました。
その雰囲気は、森下洋子さんを見守っているかのような穏やかさも感じました。
森下洋子さんは、一つひとつの踊りやお芝居が、まるで贈り物を丁寧にラッピングして、客席の人たちにプレゼントするように、丁寧で繊細に踊られていました。
森下洋子さんの踊りは、肉体の限界を超えて、まさに、精神で踊っているという印象を受けました。
今回の公演では「物語を見た」というより「人生を見た」という感じがします。
松山バレエ団『くるみ割り人形』を見ることができて、幸せです。
当教室では大人の方を対象にしているので、いきなりハードなレッスンをするのではなく、基礎を大切にしながら、身体に負担が少ない方法で、動ける身体を作っていくためのレッスンを行っています。
とはいっても、身体を動かすので、爽快感やできる!を感じられるように工夫しています。
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