舞台を見ているような映画『国宝』✨
大人から始める 美容バレエ & ピラティスのレッスンを行っている、AUダンススペースの内野です。
先日、映画『国宝』を見に行ってきました。
原作は、吉田修一さんの小説『国宝』です。自身が歌舞伎の黒衣を3年間経験して、その経験を活かして書いた小説です。また監督には日本アカデミー賞優秀作品賞の『悪人』や『怒り』の監督でもある李相日さん。歌舞伎の演技には、四代目中村鴈治郎さんが指導にあたり、自身も役者として今映画に出演。その他、渡辺謙さん、寺島しのぶさん、吉沢亮さん、横浜流星さん、高畑充希さんなど、豪華俳優陣が多数出演されていました。この映画を撮り終えるまでに、6年もの歳月をかけたそうです。
物語は、任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生を捧げた主人公・喜久雄の50年を描いた壮大な物語です。喜久雄が生まれながらに将来を約束された歌舞伎界の御曹司・俊介と出会い、生い立ちも才能も異なる二人が、互いを好敵手として高め合う姿も見所の一つです。

演じる役者さんたちは、歩き方や所作の細部に至るまで、本物の歌舞伎役者さんかと思うほど洗礼されていて、台詞だけでなく、立ち居振る舞いからも心の動きが滲み出ていました。物語の端々に、『覚悟』という表現が出てきますが、実際に役者さん1人ひとりが覚悟を持って今回の映画に取り組まれたことを痛感しました。
また、装置は豪華絢爛で、撮影の手法は臨場感があふれていました。そのため、映画であることを忘れ、実際に舞台を見ているかのように感じる場面が何度もありました。
今回の映画は、歌舞伎役者さんの物語として芸能の道をテーマにしていますが、日頃から何かに真摯に向き合ったり、目標を持っている人、誰かを懸命に支えている人にとって、共感できる部分が多い映画だと感じました。
映画『国宝』を見て、素敵な時間を過ごすことができました。
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